古都金沢は瞑想に向いている!金沢で唯一のマインドフルネス瞑想療法士に聞いてみました

最近よく耳にする「マインドフルネス」や「瞑想」。

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、松下幸之助、
稲盛和夫、井深大などのトップ経営者をはじめとした
「できる」人が、どうもこぞって瞑想を習慣としているそう。

世界一周したのびくんから
インドで10日間ものあいだ誰とも話さない「ヴィパッサナー瞑想」をして
人生観が変わったという体験談を聞いて、興味が湧いてきたのです。

わたし自身も、生活の質を高めるといったときに、精神的に充足感を感じていることや
発想が湧きやすい精神状態にすることが重要だなあと思ってきたのです。

石川県で唯一のマインドフルネス瞑想療法士 羽利 泉さんに興味あるメンバーが勢揃いでお話を伺うことに。

マインドフルネスとは

マインドフルネス学会では、マインドフルネスを下記のように定義しています(ホームページを引用)

本学会では、マインドフルネスを、“今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、 評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること” と定義する。 なお、“観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味である。

自分の外側で起こっていることだけではなく、自分の身体の声に耳を傾けたり、心の内側での感情・思考の動きに注意深くあることによってもたらされる気づき。

マインドフルネスの効果

十分に気付きが得られる状態にあり、生産性が上がります。

リラックスしている、無になる、リラクゼーションと一緒にしてしまいがちなのですが、違います。

欧米で採用されている、べき、である論二元論から離れ、ただ「ある」状態に着目する。
ネガティヴ感情から解放されます。

まずは、無評価、無判断、人の話を評価しない練習

上から自分を俯瞰して眺められるようになるイメージで禅の世界からきています。

羽利さん自身は、体の小さな変化に気づけるようになったそう。

瞑想には「マインドフルネス瞑想」以外にも「サマタ瞑想」と「ヴィパッサナー瞑想」など多数あります

瞑想はサマタ瞑想とヴィバッサナ瞑想以外にもたくさんの瞑想がありますが、仏教の修行の「八正道」の中の「正見」という修行項目の実践の1つが「止観」です。その止がサマタ瞑想で、観がヴィバッサナ瞑想に相当します。

「サマタ瞑想」は、
思考を止める瞑想法です。
何か一点に集中し「心の動きを止める」のが目的となっています。

「ヴィパッサナー瞑想」は。
自分の呼吸と体の感覚と観察する瞑想法です。
体の感覚に気付き、俯瞰して自分を気付ける。

最近この「ヴィパッサナー瞑想」は欧米で流行しています。

古都金沢が瞑想に向いている土地である3つの理由

羽利さんのおっしゃるには、金沢は非常に瞑想に向いているということでした。

1.金沢には有名な哲学者とその記念館が2つもある。

鈴木大拙

西田幾多郎

この哲学者2人がいる、というだけで羽利さんは東京から地元金沢に戻ってくることを決めたくらいのおふたりです。

2.四季折々風光明媚で、情緒がある

金沢の四季には、春夏秋冬それぞれに魅力的な美しさがあります。

ただし、茶の湯、俳句、華道、能楽ほかの禅の文化が盛んです。

兼六園、茶屋街、街全体の雰囲気が凛としていて、瞑想するのに良い情景が整っています。

3.大乗寺など座禅のできる寺がある

座禅のできるお寺は、金沢では3カ所ぐらいあります。

お寺では早朝無料で座禅体験もしており、瞑想する場としてもお寺の凛とした雰囲気を好む方は多いのではないでしょうか。

マインドフルネス瞑想体験をやってみました

1分間だけマインドフルネス瞑想を行ってみました

呼吸に意識を向ける・・・というやり方です。

目を半眼の状態にして、少し下の方を向き、自分の呼吸に集中します。

ひとつひとつ気がついたことがらにラベリングします。

例えば、マグカップが見えれば、「マグカップ」とラベリング。

音楽が聞こえれば、「音楽」とラベリングしていきます。

ここで気をつけることは「評価しない」ということ。

ついつい「このマグカップの色柄やデザインがオシャレだな」とか、評価が入ってしまいます。

その情報によって「思考」が止らなくなることがありますが、ただあることを認めることが大切です。

瞑想体験の感想ですが、わたしには1分間がとても長く感じました。

今まで意識していなかったお店のBGMや料理の匂い、たくさんの情報が飛び込んできます。

いかに自分が意識できていなかったものが多いか気がつきました。

半眼がとても難しい。ついつい目が空いてしまったり、逆に目をつむってしまったり。

他の体験したみなさんも、注意力が高まったり、たくさんの気づきを得られたようです。

もっとマインドフルネス瞑想を知るには?おすすめ本

マインドフルネス入門

禅ビギナーズマインド

まとめ

羽利 泉さんはこれから瞑想の体験会なども開いてくださるそうで、興味ある方はご参加されてはいかがでしょうか?

矢次早の質問に丁寧に答えてくださったマインドフルネス瞑想療法士 羽利 泉さん
ご縁を繋いでくれ、会話の進行したり話をまとめてくれた部谷まどかさん
すばらしい時間の提供ありがとうございました!!

詳しい情報はこちらをご参考に!

羽利 泉さんが主催する北陸マインドフルネスセンター

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして。旅とカメラ、読書好きなWEBディレクターMIYA(ミヤ)です。 金沢で 精鋭を集めたWEB制作チーム「LIGHTUP」代表。LP、Wordpress、広告運用。 現在までの15年間に70社以上のホームページを企画・作成。 かなざわ女子カメラ部を主催。 2019年4月に生まれた男の子ママ。旦那は9才年下。